その途端にみんなが静かになる。 秀「じゃ、編入ってわけじゃないけどもう1回自己紹介して。」 秀さんに促され、私は喋り出す。 「みんな、今まで騙していてごめんなさい。私の本当の名前は、鈴乃姫菜です。 陸として送ってきた学校生活はほんとに楽しかった。だから、姫菜としても仲良くしてくれると嬉しいです」 私が言い終えた途端。 ガタン 龍が席をたった。 龍「姫菜…?本当に姫菜なのか?」 「うん。久しぶりだね、龍」 龍は信じられないといった顔で私を見る。