転校先は、男子校⁉〈下巻〉




でも、これで来れるのが秀さんなんだよなー。


バタンッ

秀「はぁはぁ。今度はなに?なんのはなし?」


全力疾走したのか、ものすごく息を切らして入ってきた秀さん。


「実は、朝のHRのときに、女だってことをみんなに言おうと思うの。だから、秀さんにも言っておこうと思って」


そういうと、秀さんはビックリした。

だけど、すぐに真剣な顔に戻った。
秀「姫菜が決めたんなら俺は文句は言わないよ。けど、クラスには龍がいるだろ…?大丈夫なのか?」


「うん。多分ね」


多分じゃない。
まったくわからない。


フられたときだって、龍の正直な気持ちはわからなかった。


今回も、どうなるかっていうのはわからないよ…