レモンな初恋





 連也くんには、ドキドキしっぱなしだ。



 でも、なんかそれは嫌なの!



「あたし……落ちたみたい」


「ん?なにに?」



 負けたくないもん。



「……恋、しちゃった。初恋」


「え……誰に?」




 連也くん、今不安かな?

 顔が少し焦ってるみたいだ。


 でも、さっきからずっとあたしはドキドキしてるんだからね。



 ちょっとくらい、仕返ししてもいいでしょ?



「聞きたい?」


「……聞きたい」


「じゃあ……」



 そう言って、連也くんに耳を近づけるように言った。


 当たり前ながら、耳をあたしの口に近づける連也くんにちょっと笑った。


 そして、あたしはこう言うのだった。



「あたし、連也くんに惚れました」