「まさか、こんなところで会うなんて思ってもなかったな。」


「それは俺のセリフだって。亮介達、此処まで来るの時間掛かるじゃねーか」


2人が住んでるのは隣町だから。


「遠出のデートだよ。たまには違うところに行こうってなって…」


だから、此処に来たんだな


「此処のショッピングモール大きいから来たかったの」


「此処、結構品揃え良いしな。にしても、お前らまだ続いてたんだ」


「俺は琴音しか興味ないしな。」


言ってくれるじゃん、コイツ。


琴音を一途に思ってるしな。


すると服の裾を引っ張られた気がした


あっ、樹里のこと忘れてた


《楽しそうだね?その人達は誰なの?》


「樹里、ごめんな。」


俺は樹里の頭を撫でた