【更新中】キミの声、聞かせて

《それに話せない分、ボードや紙に書いても信じてくれない。だから、あたしは人を信じない。どうせ、離れていく。離れられるくらいなら誰とも仲良くならない》


書くだけ書いて樹里は立ち上がりソファーに座ると顔を伏せてうずくまった


樹里なりに葛藤してる


それを受け入れることも必要だ。


「樹里、顔あげて」


隣に座り不安にならないように優しく声を掛ける


しかし、樹里は顔を上げようとしない


「大丈夫。大丈夫だから、俺の話を聞いて。」


すると樹里はゆっくり顔を上げた


「俺はね、樹里のことを知りたい」


案の定、驚いている樹里

「今まで出会った女は本当にどうでも良かった。だけど、樹里のことは知りたいと思った」


これは俺の本心。