「樹里、起きろ。もうすぐ着くぞ」


気持ち良さそうに眠ってる樹里を起こすのは可哀想だが起こす。


目的地のバス停に着き荷物を持って降りる


「にしても、ぐっすり寝てたな」


《怖さを忘れるには寝るしかなかったの》


樹里らしいと言えば樹里らしい


《これからどうするの?》


「奈那達が来てるはずなんだけど…。」


キョロキョロと探してみる


「樹里ー‼こっちだよ」


声がした方を見ると奈那と勇悟がいた


「樹里、このまま買い物行くけどキツくないか?」


樹里の体調が1番だ


《寝てたから大丈夫》


ボードを見せてニコッと微笑んでくれた


「奈那、樹里に会えるの楽しみにしてたんだよ。楽しみすぎて眠れなかったってさ」


勇悟が笑いながら教えてくれた


「だって、樹里と遊ぶの楽しいんだもん」


奈那に言われて嬉しかったのか樹里は笑っていた


それからは時間が許す限りショッピングやファミレスで話したりして4人の時間を楽しんだ