初めて本気で好きになった女が樹里


ただ、好きになった人が話せないだけ…


なんの不便も感じない


周りになんと言われようが樹里の傍に居たいんだ


「奈那と買い物行くのは良いけど無理するなよ?具合悪くなったら言えよな」


《大翔、お父さんみたい。過保護だね》


樹里のことになると心配で仕方ないんだよ


「ん?」


「勇悟、おはよ」


勇悟が目を覚ました


「おはよ。2人とも起きてたのか?」


俺と樹里は同時に頷いた


「奈那はまだ寝てるけどな」


「安心したんだろ。樹里に会えて。それで疲れが出たんだよ」


勇悟は奈那のこと分かってるな


「お前ら、いつから付き合ってんの?」


「中3から。」


結構長いんだな