「樹里、帰るか。」


アイスを食べ終えた樹里は小さく頷いた


「忘れ物がないようにな」


忘れ物がないようにチェックして学校を出る


遅くなったな。


樹里には何も伝えぬまま公園に向かう


公園に行くと日陰にあるベンチに奈那を発見


「樹里…?どうした?」


奈那に気付いた樹里の足が止まった


そして、奈那も俺らに気付く


「樹里?樹里だよね?」


奈那は立ち上がる


《どうして?》


樹里は困惑した表情を見せた


「樹里が話してくれたのって、あの子のことだろ?」


俺の問い掛けに力強く頷いた


《怖い》


と書いた後、俺に抱きつき離れそうにない


「大丈夫。大丈夫だから」


樹里の背中をさすりながらそう呟く