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……ん?


朝の眩しい光で目が覚める


もう、朝なの?


覚醒するまでに時間が必要だった


「あっ、樹里。起きたか?おはよ」


誰かの声がして体勢を変える


そこには居るはずのない大翔の姿


「昨日、泣き疲れて寝たんだよ。心配だったから早く起きて来てみた」


そういえば、泣いたんだっけ?


起き上がるのが辛くて手探りでボードを探す


「探し物はこれか?」


大翔はボードを渡してくれた


《昨日はありがとう。ごめんなさい。朝早くに来てくれたんだね》


書いたボードを大翔に見せる


「俺の家、此処から近いから。一人暮らしだしな」


大翔って一人暮らしなんだ…。