「えっ?樹里ちゃん、旅行なの?」


「あぁ。樹里、直樹さんと2人で過ごした時間少ないから旅行に行くことを勧めたんだ」


普段、甘えられてないからこういう時くらいはな。


「あなたもやる時はやるじゃない。それも樹里ちゃんだからよね」


「そうたな」


樹里と出会えてなかったら此処まで素直になってない


「じゃあ、今日の夜は大翔の好きな物作ってあげる」


「ハンバーグな。散歩に行ってくる」


腹空かしのために動かねーと。


「気をつけるのよ」


何故か母さんに見送られ外に出た


久しぶりだなー。この町


最後に来たのは樹里とだっけ?


公園で樹里の作ってくれた弁当を食べたんだよな…。


つい最近のことなのに懐かしく感じる