君はね……

1人じゃないよ

俺や家族、仲間が

君の傍に居る


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樹里が寝付いたのを確認して樹音が居るところへ行く


「お兄ちゃん、お姉ちゃんは?」


樹音が心配そうに聞いてきた


「寝たよ。だから今はそっとしておこうな」


「大翔くん、ありがとうな」


「いいえ。俺に出来ることをしてるだけです」


それを聞いた樹里のおじいちゃんは安心した表情を見せた


「おばあちゃん、お手伝いしますよ。何かありますか?」


「そうかい?野菜を切るの手伝って欲しいんだけど…」


視線を向けた先には大きな野菜


取り立てということもあり新鮮だ


樹里のおじいちゃんの家は自給自足の生活をしているみたい