その後、大翔と2人でのんびりな時間を過ごした


たまにはこんなのも良いかも知れない


樹音も甘いもの好きだから今度、連れてこよ。


「公園にでも行こう」


再び歩き出し公園に向かう


そして、ブランコに乗る


声が出なくなってからは良く公園のブランコに乗ってたな…


あの頃が懐かしいや


「樹里、飲み物買ってくるけど何が良い?」


あたしは携帯に“お茶”と打つ


「お茶な。ちゃんと戻って来るから此処にいろ」


あたしは小さく頷いた


ブランコに乗りながらボーッとする


「寺田さん、みっけ」


誰かの声がして一度ブランコを止める


するとそこには同じ学校の女子


名前は分からない


だけど、物凄く嫌な予感がする