「良かったら着てくれるかな?」


あたしは嬉しくて素直に頷いた


「本当はね、もう1人女の子が欲しかったの。だけど、諦めなきゃいけなくて。大翔が彼女連れてきてあたしと相性が良かったらこんなことしてあげたかったんだ」


ということはあたしは七絵さんに認めて貰えたのかな?


「樹里ちゃんを見て大翔が本気で好きなんだって分かった。あんなヤツだけど仲良くしてあげてね」


《大翔は話せないあたしのことを分かってくれた数少ない人です。そして、大翔の隣に居ると落ち着くし楽しいって思えるようになりました》


大翔が居なければ七絵さんにだって出会ってない


「髪の毛も可愛くしようね」


と言ってくれて、いつもはすることのないゆる巻きの髪型に嬉しくなったんだ