【更新中】キミの声、聞かせて

「樹里はさ、もう少し頼っても良いんじゃねーの?」


大翔に言われてドキッとする


「俺は樹里の彼氏だぞ?俺、そんなに頼りないか?」


……ううん。違うよ


大翔は悲しそうな顔をした


こんな顔、させたくなかったのに


小さい頃から1人で居ること多くて…


お父さんも仕事が忙しくて頼れなかった


お母さんはあたしのことを嫌ってたし。


2人が離婚してからは樹音の面倒はあたしが見てた


“自分がしなきゃ”“自分でやらなきゃ”って思ったら頼り方が分からなくなったんだ


だから、大翔が“頼っても良い”って言われた時は嬉しかったけど、戸惑いの方が大きかった


あたしは荷物を置き大翔の手を握って微笑んでみせた


大翔には伝わるか分からないけど…