【更新中】キミの声、聞かせて

「樹里、疲れただろ?」


樹里の顔色、あんまり良くないし


再び、目をキョロキョロさせたので仕方なくボードを渡してみる


ゆっくりと起き上がり何かを書いていた


《大翔にはいっぱい迷惑掛ける。ごめんなさい》


「良いんだよ。俺がしたいだけだし。樹里、横になれ」


俺の言葉に樹里は素直に頷いて横になった


そして、俺もその隣に寝転がる


無駄に広いんだよな、このベッド


樹里は恥ずかしいのか顔を赤くした


……可愛いヤツだ


「樹里、このままで良いから聞け」


寝転がった状態で点滴に気をつけながら樹里を抱きしめた


「ノート、読んだ」


樹里はどんな顔をして、どんな気持ちで聞いているんだろう


気になりながらも話を続けることにした