【更新中】キミの声、聞かせて

すると樹里は目をキョロキョロさせた


「ボードを探してるのか?」


俺の言葉に小さく頷く


「今は何もしなくて良いよ。分かってるから」


「そうだよ。直樹だって無理はさせたくないみたいだから。ゆっくり休むと良い」


校長に言われボードを探すのを止めた


「大翔、俺は一旦帰るから。」


親父も忙しいしな


「あぁ、気をつけてな。母さんにも宜しく」


「樹里ちゃん、また来るよ」


親父は樹里の頭を撫でてから出て行った


「大翔のお父さん見るのって初めてだね」


「仕事優先で行事には来ないしな」


でも、冬華と校長先生に紹介出来て良かった


「冬華、俺達も帰ろう」


「うん。樹里、ゆっくり休むんだよ」


冬華の言葉に頷く樹里を見てから2人は帰って行った