【更新中】キミの声、聞かせて

「樹里ちゃんな、精神的ショックが大きいみたいなんだ。」


「そうですよね…。」


「君が樹里ちゃんの傍に居ると言うのなら樹里ちゃんの好きなこと、させて欲しい」


親父は真剣に話していた


「それで良いんですか?」


「もちろん。樹里ちゃんの傷を癒やすのが最優先だからね。」


やっぱりそうだよな。


すると、ゆっくり樹里が目を開けた


うるさかったか?


「樹里?」


冬華が樹里に声を掛けると樹里はびっくりしていた


「大丈夫?」


冬華の問いかけに樹里は小さく頷いていた


本当は大丈夫じゃないくせに。


冬華には心配掛けたくないんだな


「樹里ちゃん、あのね、樹里ちゃんを苛めた子達は謹慎処分になったから」


校長の言葉を頷きながら聞いていた