【更新中】キミの声、聞かせて

読み終えて思った


樹里らしいと言えば樹里らしい


こうやって、告白してくれるのは樹里しかいねーな


どんな樹里でも好き


改めてそう思った


「ノート、読んだのか?」


親父の声がして顔をあげる


「そのノートは樹里ちゃんの気持ちを知るためだ。だから、書かせた」


「親父は有無を言わずとも俺に返事を書かせるんだろ?」


「まぁ、そうだな。お前だって樹里ちゃんからもらったのなら返事、書くだろ?」


……確かにな。


----トントン


誰か来たな。


「はい、どうぞ」


樹里が起きるか心配だったが起きなかった


「また、来た。樹里は…?」


恐る恐る入ってきたのは冬華と校長だった


「大翔くん、樹里ちゃんの様子はどうだい?」


冬華の親父さんも心配してるんだな