【更新中】キミの声、聞かせて

「冬華、居るけど…。会っていくかい?」


冬華が居ると分かって笑顔になったあたし


冬華に会いたくて笑顔で頷いた


「じゃあ、これ持ってて。」


渡されたのは綺麗な音色の鈴


《あたし、猫じゃないです。》


と咄嗟に書いたのがこれ。


「冬華に合図が出来るだろ?冬華にはちゃんと説明してある。だから、行きなさい」


そういう理由で鈴をくれたんだね


「冬華は図書室に居るよ。図書室はこの階の奥ね。すぐ分かるから大丈夫」


あたしは忠彦さんにお辞儀をして冬華の居る場所へと向かった


“チリンチリン”という鈴の音は静かな校内には結構響く


でも、この音。安心するな…


田舎にあるのにやけに広いこの学園


道に迷わないように冬華が居る場所へと向かった