「意識失ってんだよ!!」


俺は男共を蹴り飛ばし樹里を守った


「ねぇ、大翔。どうしてそんな子と居るの?そんな子の相手ばっかりするの?」


「“そんな子”っていう扱いすんな。樹里なりに苦労してるんだよ。こうやってお前らがイジメるから尚更な」


「だからって話せない子の相手しなくても良いじゃない。あたしの相手もしてよ!!」


城本の相手するくらいなら樹里と居た方がマシ


「大翔!!大丈夫か?」


小牧が来たみたいだ


「俺は大丈夫です。樹里、連れて行くのでコイツ等のことお願いします」


俺は樹里を抱え込み足を進める


「俺は樹里以外考えらんねーから。この件でお前のこと興味すらなくなった。それだけは覚えてろ」


そう吐き捨て屋上を出た