【更新中】キミの声、聞かせて

「さっきの女達のこともあるし。1人で抱え込まなくて良い。」


大翔は優しすぎるんだよ。


「俺は樹里が好きだから。樹里の傍に居る」


大翔はあたしを強く抱きしめる


「只でさえ話せなくて不安なんだろ?周りが気付いてくれなくて。」


あたしは頷いた


「だから、俺の前では弱くなって良い。仮に樹里は俺の彼女だろ?今までいつも強がってばっかりだろうから弱音吐いて良い」


“どんな樹里でも受け入れる”と言ってくれた


此処まで優しいの、大翔が初めてだよ。


今まで、みんなあたしを避けてた


“話せないから”って…

それだけの理由。


いつも、ひとりぼっち


彼氏なんて出来ないって思ってた


自分が幸せになるなんて諦めてたんだ