【更新中】キミの声、聞かせて

「焦らないでゆっくり呼吸しろ。安心して良い」


大翔に言われゆっくりと呼吸をする


背中をさすってくれていたから少しずつ落ち着いてきた


あたしは落ち着いた意味も込めて頷いた


《びっくりさせたよね。ごめん》


「樹里はこんなこと起きやすいんだ」


「びっくりしたぁ…。でも、落ち着いて良かったよ」


琴音には心配掛けちゃったな。


「あっ、樹里。さっきな、直樹さんに会って“樹里の気持ちが落ち着いてから帰って来い”って」


《お父さんに会ったの?》


「あぁ、だから、ご飯食べてお風呂入ってから帰ろう。ちゃんと送るからな」


連絡しなきゃいけないって思ってたから良かった


「樹里ちゃん、妹居たんだな。」


《亮介くん、樹音に会ったの?》


あたしがボードを見せると頷いた