そんな時期のバレンタインデーに、君は泣きながらチョコを俺に投げつけた。 「私だってさみしいんだよ!!」 わざわざ桜の木に呼び出して、桜味のチョコまで作って。 泣いている君が酷く愛おしかった。 傷つけた俺を許してくれ。 抱きしめあった。 君を泣かせることがないように。