俺と君は時間があれば一緒にいた。 君と出会った桜の木が過ごす場所。 好きだ。 付き合ってください。 そう言ったことは無かったけれど、自然と交際を始めた。 君の見える景色と俺の見える景色が何よりだった。 笑顔の増えた君が高校は楽しいと初めて言った時は、自分のことみたいに嬉しかった。 お互いの友人ができても、時間ができても。 桜の下で会える日が、僕たちの支えだった。