「ごちそうさまでした」 私は店を出るとそう言った。 洸くんに何回も自分の分は払うと言ったのに結局聞いてもらえず、洸くんに奢ってもらう形になってしまった。 「いえいえ、俺が払いたかっただけだから」 洸くんはそう言うことをさらっと言えちゃうところがカッコいい。