いつしか俺は、彼女に好意を寄せるようになった。 あとから聞いた話、そのころから彼女も俺に、好意を寄せていたそうだ。 けれども恋愛経験の乏しい俺は、なかなか勇気が出せずに、一年の時が経っていた。 俺らは二十歳になって、酒を飲むようになり、やはり四人で飲みに行くことが多くなった。