「わ、わかったってお母さん…お嫁行くよ」 半ば諦めぎみに呟いた一言 それに母は恐ろしいほど食い付いた。 「いいの?!」 ほんとは嫌だけどね? でも仕方ないじゃん。 私の可愛い双子の弟達に可哀想なことできないし。 私がお嫁に行って家族が楽になれるなら、それもまぁ人生かなぁ…なんて、思ったりするんだ。 「うん、いいよ」 「ありがとう!ほんとにありがとう、姫ちゃん!て、ことで。明日お迎え来るから」 明日…って、展開早ッ!! 人が人生かけた決断をしたっていうのに、 その軽さは何?!?! *