「西川姫乃さん」
「はい……?」
壱斗は少し離れて、頭を下げた。
そして手を差し出す。
「俺と結婚してください!」
ねぇ、壱斗
これは本当に、夢じゃないの?
手を握ると、壱斗の温かさが胸に染みる。
「はい……」
夢じゃない。
だって壱斗も、私と同じ
すごく幸せそうな顔してる。
「姫乃……、夢みたいだ」
「私も、夢見てるみたい…」
二人目を合わせて、笑い合う。
「「誓いのキスを!」」
二人一緒にそう言うと、どちらからともなくキスをした。
幸せな、幸せなキス……
王子様と、夢を見た。
一緒に笑って一緒に泣いて
幸せなキスをして
ずっと傍にいる。
障害の多い恋だけれど
一緒に障害を乗り越えた二人には
幸せな日々が、待っている!
〜END〜

