きゅるきゅるきゅるぅぅぅ!

遠藤さんの言葉のあと、一瞬の静寂に私のお腹の音が鳴った。

「やだっ! あの……、すいませんっ」

夕日とは関係なく、私の顔が赤く染まる。
本当に私はどんくさい。間が悪い。最悪だ。

「いえいえ!こちらこそ何のお構いもせず、すいません。何かあったかな?」

そう言って、遠藤さんは冷蔵庫を開けてゴソゴソし始めた。

恥ずかしい。
もう帰りたい。いやだ。もういやだ。
遠藤さんは私を気にせず、冷蔵庫の中を見ている。