「うん。おはよ」



「もうちょっと寝ててもいいぞ?」



ニヤーとした顔で言われる



「いや、い、いいよ!」



「まぁ、俺は寝込みを襲う趣味はねぇから今襲うけどよ」



憐が言った途端、



ドサッ



私の目の前にあるのは、憐のキレイな顔と天井。



「え、ちょ、憐さん?」



ヤバイと思った私は憐に訴える



憐も分かってるはずなのに「ん?」と何もわからないような感じで私に言う



「ん?じゃなくて!何してるの!」



「襲う準備。」



「はぁ?!襲う準備?!
ダメダメ!今何時だと思ってるの!」



そう。今日の授業は昼までだったから、今は夕方



「いいじゃねぁか」



「良くないし!」



私が強く訴えていると、いきなりシュンとした憐



「そんなに俺とするのいやか?」



ウルウルとした目に、子犬みたいな顔で私に聞く



「うっ…」



私、この顔に弱いんです。



「なあ、いやか?」



そんな顔で言わないで〜



そんな顔で言われると…



「いやじゃないよ」



ほら、許しちゃうじゃん



その後、朝までずっと愛された私でした