しばらくして調べ物が終わったのか、憐と颯が帰ってきた



颯は私たちの状況を見てびっくりし、憐は一瞬びっくりしてたけどすぐに機嫌が悪くなった



「竜、離れろ」



憐は低〜い声で竜に言う



「やだ。流夢ちゃんと離れたくない」



うん。なんて可愛いんだろう



思わず抱きしめる



その私の行動に憐はもっと機嫌が悪くなり、颯は顔が青くなる



「竜、可愛い」



ギュっと抱きしめながら頭をナデナデ



竜は嬉しそうに目を細める



「おい、俺を怒らせたいのか」



今までに聞いたことがないような低い声で私たちに言う



怖くて震え上がった



さすがにやばいと思ったのか竜は渋々私から離れた



「流夢、こっち来い」



まだ機嫌が治らない憐は怒った声で私に言う



逆らわない方がいいと思い憐の元へ行く



すると、私の腕を掴み



「帰る」



と一言



これ以上機嫌を損ねたら本当にヤバそうなので「バイバイ」と2人に告げて憐について行った