私の隣には何故か颯太と黒瀬さん
黒瀬さんの隣に波間さん
波間さんの隣に浅田さん
そして颯太の隣に朝倉さん
なんで私は挟まれているんでしょうか
「流夢、なんか食うか?」
颯太はまた、聞いてきた
「ううん、まだ唐揚げ残ってるし」
「そうか」
喋ることもなくなりボーッとしていると
「おい」
何故か黒瀬さんが喋りかけてきた
「はい?」
「お前名前は?」
「岸夜 流夢です。確か…黒瀬さんでしたよね?」
「あぁ、憐でいい」
「えっでも…」
と言いかけたけど、「憐でいいって言ってんだろ」みたいな顔で見られたので
「はい…」
と言っておいた
それから黒瀬さ…いや、憐と色々喋っていた
だから、私と憐の様子を見て目が飛び出るほどびっくりしていたみんなには気がつかなかった



