「流夢、風呂」



「あっ、うん」



ご飯を食べ終わってお風呂に入ることになったのはいいんだけど…



私がお風呂に行こうと思い歩き出すと憐もついてきた



「あの…憐?なんでついてくるの?」



洗面所まで着いてくるもんだから思い切って尋ねて見た



すると、は?みたいな顔をされ



「一緒に入るからに決まってんだろ」



と当たり前みたいに言われた



「は?一緒に入る?!無理無理」



「無理じゃねぇ」



「やだ!無理だよ」



「脱げ」



「脱がない」



「脱がしてほしいのか?」



「いいえ、自分で脱ぎます」



私がそう言った途端ニヤーと笑う憐



くっそー騙された!



「脱ぐから後ろ向いてて!」



せめて脱ぐのは見られたくないので、私は憐に言う



でも憐は「早く脱げ」と急かすばかりで全然後ろを向いてくれない



もういいや…と諦めた私は服を脱ぎ、下着だけになった



「やべぇ」



そんな声が聞こえてきたので、憐をみると…
口元を抑えニヤニしているやつの顔が。



「み、みるなぁー」



私は全速力で下着も脱ぎいそいでお風呂に入った



憐のことだから体洗ってやる。なんて言ってきそうだしいそいで体を洗った



ガラガラ



憐が風呂に入ってきた音だ



「お前…端にいすぎだろ」



そう。わたしはお風呂に使っているのだが、1番端に座っている



憐はそう言うと体を洗い出した