それからずっと憐は私を抱きしめたまま
しかも、ずっと「好きだ」とか「すげぇ嬉しい」とかずっと言ってくる
そんなに言われたら照れるんだけど///
「れーん、そろそろ離してよ」
暇になってきた私は憐に言う
「いや、もうちょっと」
…なんか憐、甘くない?可愛い…
「お腹空いたから離して。なんか作る」
そう言うとパッと離してくれた
そんなすんなりと離してくれるとは思わなかった私はちょっとビックリ
憐を見てみると…キラキラした目をこちらに向けて私を見ていた
「な、なに?」
「流夢ご飯作ってくれんだろ?」
「うん。」
「流夢のご飯食える…」
それだったのね。キラキラした目の意味は。
「なにか食べたいものある?」
「流夢が作ってくれるなら何でもいい」
なんとも嬉しいことを言ってくれるじゃないか
ニヤけそうな顔を抑え「わかった。」と言い台所へ向かう
「何がいいかな〜」
私が得意な料理…肉じゃが!
「肉じゃがでいっか…」と決め作る
……………っ出来たー!
完成した料理を机に並べ、憐を呼ぶ
「れーん、出来たよー」
そう叫ぶと二階から降りて来た
「いい匂いする」
「ありがと。肉じゃがにしたけど…食べれる?」
「ん、食べれる」
椅子に座り、手を合わせ
「いただきます」
ど、どうだろう…
何も言わない憐を見ていると、その視線に気づいたのか、憐は
「すげぇうまい」
と褒めてくれた



