それからすぐ、お医者さんが来て根性焼きをされたところを消毒し、殴られたところに湿布を貼ってくれた



私を手当てしてくれたその人はなんと拍龍の二代目総長だった



あ、ちなみに憐は三代目総長だよ



「おいおっさん、おせぇぞ
あんま流夢にさわんじゃねぇ」



よく二代目総長さんにそんなこと言えるよね



「なんだなんだ、そーゆうことか
ガキのくせに一丁前に嫉妬してんなよ」



二代目総長さんは総長で意味のわからないこと言うし



「あの…ありがとうございました」



憐と二代目総長さんが言いあっていたのでそれを止めたくてお礼を言った



「いやいや、いいんだよ
流夢ちゃんだったね?」



「はい」



さっきまでヘラヘラしていた二代目総長さんが真剣な顔つきになり言った



「流夢ちゃん、もうちょっと遅かったら危なかったよ。」



でも今度は優しい顔つきになり私に近づき耳元で憐に聞こえないように言った



「でももう安心だね。そこにいるガキに助けてもらいなさい。あいつなら助けてくれるかならず…」



そう言った二代目総長さんは憐をみて微笑んだ



「おい!おっさんのくせに流夢に近づくんじゃねぇっていってんだろ。このロリコン男」



憐は意味のわからないことを言っているけど…



「じゃあ俺はそろそろ帰るね」



二代目総長さんは憐を無視し、私にそう言うと 「チュッ」おでこにキスをして帰って行った