眩しい光に目が覚めた



ここ…どこ?



しばらくぼーっとしていると



ガラガラ



「流夢⁈起きたのか!」



憐が入ってきた



「憐…」



憐は近づいてくると私を力いっぱい抱きしめた



「…れ、ん…ぐる"じい"ー」



憐は力加減なく抱きしめてくるので苦しくて仕方が無い



骨が砕けそうだし…痛い。



いくら苦しいと言っても離してくれない憐



「どーしたの?」



「まじ心配した…」



「てかここどこ?なんでここにいるの?」



憐は抱きしめたまま話してくれた



「ここは俺の家だ。で、お前がここにいるのは公園でお前を見つけたら倒れたんだ。だから連れてきた」



らしい…



「なぁ、どうしてあんな時間にあんなところにいたんだ?」



憐は悲しく瞳を揺らし私に聞く



「…ぃゃ。」



私は小さくそう吐き言わんとばかりに首を振る



そんな私を憐はなだめるように頭を撫で言った



「大丈夫。どんな闇でもお前を救ってやる。」



力強く私を見るその目を見て、私は初めてこの人なら信じれると思った



「軽蔑しても知らないよ?」



そう言って私は全てを話した



お母さんのこと、あいつに殴られること、最近根性焼きもされること。



全てを話し終え憐を見る



「ごめんな。もっとはやく気づいてあげればよかった」



憐は私を軽蔑することもなく、そう言ってくれたんだ