建物の前に着くと、ヤンキーがちらほら



何か喋っていたみたいだけど憐に気づくと「こんちわっす!」と元気よく挨拶



憐は挨拶を無視し



「竜たち来てるか?」



と尋ねた



「はい!来てます!」



「ん、さんきゅ」



憐は返事を聞くと歩き出した



建物の中に入ると私は絶句。



カラフルな頭がいっぱい…



ヤンキーばっかりじゃん!



びっくりしすぎて声も出ない私を憐は引っ張り歩く



憐に気づいたヤンキー君たちが一斉に立ち上がり「こんちわっす!」とさっきのヤンキー君達みたいに元気よく挨拶



また憐は挨拶を無視し歩いていたので、私が頭を下げておいた



そんな私に気づいたヤンキー君達が口々に「おい、総長が女連れてるぞ」と言い出す



そんなに憐が女連れてるの珍しいのか



「おい、ボーッとしてねぇで前みろよ。階段あんぞ」



憐に言われ考えるのをやめ、階段を上って行く



階段を登り終わるとそこには部屋が。



憐は私の手を握りながらその部屋に入った



「お〜憐、やっと来たかー」



そこには前会ったみんなが揃っていた



「あれ?流夢もいんじゃん」



颯太がびっくりしたように言う



「し、しかも手つないでるぅー!!」



と、朝倉君



憐は何を言われても無視し、1つだけあったいかにも高そうなソファーに座る



私どうしよう



と思っていると



「何してんだ?流夢はここだろ」



と憐の足の間を指した



いやいやいや!無理でしょっ



「いや…そこはちょっと…」



と拒否してみる



「あ?お前に拒否権はねぇ」



とわたしの腕を引っ張り座らせた