あの日からもう6月にはいった。 体育祭の準備も、忙しくなり始めた。 蓮斗とは、少しぎこちないけど 普通に喋ってるし お弁当だって一緒に食べるし はなとなでしことだって 喋ってる。 だけど、一つだけ。一つだけ…。 蓮斗は、いつも私と喋ってると… 悲しい笑顔を向ける。 「みる、弁当食お。」 蓮斗… 私は、コクっと頷いた。