「はい、これ」 渡されたのは、カゴに山盛りのクッキーと 白いクマのキーホルダー。 「前、あげたときに喜んでたから」 キミはそっぽを向きながら言った。 耳が、赤い。 もしかして照れてるの? 顔が見たい…そんな気持ちを抑えて、私は 「ありがとう」 を言った。 幸せな思い出の、1ページ。