次に言ったのは玲菜ちゃんのこと。
「毎日学校に来て……うんたらかんたら」
ものすごく褒めていた。
まるで私は努力してこなかった人みたい。
「まだ結果は出ていないけど……なんたらかんたら」
玲菜ちゃんの高校の合否はまだ結果が出ていなかった。
(まだ今現在でも合否は知らないけど、受かってると思う)
褒める褒める。
校長の口から出るのは、褒める言葉ばかりだった。
そりゃ、私よりも努力してた子ですから、当然ですよね。
同じ不登校者でもこんなに落差というものはあるもんだな。と、内心思ってた。