口を開いたのはえるちゃん。


「フランス、3週間…いいかしら?」



さっ3週間!?そんなに…


約一ヶ月じゃん。




「いいよ。えるちゃん、お母さん、楽しんできて」


あたしが微笑むと2人は顔を輝かせた。



「ありがとう!」

「さすが、美恋ちゃんねっ」


「父さんは…」



なんかお父さん言ってるけどまあいいや。



「じゃ、あたし疲れてるの。寝るね」


「待って」



お母さんに呼び止められた。



「私の悪友の子供が今独り暮らしだから、その子と一緒に過ごしてね」



「はぁ…?」



よく意味が分からなかったけど、そのまま自分の部屋に行った。