新しい週が明け、彼女の学校では中間考査が終わり、またおおぎやで二人落ち合い、考査の出来を聞いた。

まずまずのようで結果が期待できそうだ、と告げてくれた。




あくる日、俺は大学での講義をすべて受けた後、医学部が在る校舎へと歩いて行った。

このあいだのデエトでは彼女は林太郎から俺と会っているんじゃないのか、疑われてしまった、と言っていた。

実際、噂どおりに俺たちはきぬたやへ入ったわけで、林太郎の思うとおりなのだが。

それでも、俺たちには俺たちの言い分があるわけで、それをきっちり奴に聞いてもらいたい、そう思って、今こうやって医学部へ足を向けている。



何より、、、、、。


今まで奴に言いたくても言えずにいたことをきちんとわかってもらいたかった。