まるで自分が自分でないみたい……。 体中が熱くて、私の両手はいつの間にか環方くんの指に絡んでいた。 環方くん…… 環方くん…… 好き…… 少し時間がたち、私達は唇を離した。 「フフ……顔真っ赤……」 環方くんは嬉しそうに笑って、もう一度私にキスをした。 私もそれを受け入れる。 まるで、時が止まったみたいに……。 時間がゆっくりと流れた。