「なんで顔伏せてんの。」 環方くんが私の前に座ったのが見えた。 もうすぐ夏休みだから、私も環方くんも夏服だ。 薄着だとよりいっそう触られるの恥ずかしいよ……。 「じゃあ、教えてやるよ。」 「ホントっ!?」 思わずバッと顔をあげるとそこには妖しく笑う環方くんがいた。 「まずお前は人を好きになったらどうする?」 「ハ?」 何言ってんの!?