男が制服のボタンを一つ外した時、



ドカッ
ガシャンッッ



鈍い音と共に男の体は机の中に倒れこんだ。




「茅っっ!!」


「……っ、ゎかたくっ……うっ……」


涙でぐしゃぐしゃの顔を環方くんの胸にうずめた。



環方くんは私をそっと抱きしめてくれた。



心の中が安心感で満たされる。



「わ、環方……っ」



男は起き上がり、私を抱きしめる環方くんを見て言った。