振り返ると、そこに立っていたのは知らない男子生徒だった。 「え……」 うちのクラスの人じゃないけど、 学年は1年生みたい。 「ちょっといい……?」 あ!声を聞いて思い出した! 「体育祭のときの保健委員の……」 「うん。ちょっと話あるんだ。」 その人は場所を移動したがっていた。 「分かった……。 千夏、先戻ってて。」 「分かった……。」 私は保健委員の男の子の後ろを着いていった。