次の日。


生物の授業が終わり、千夏と一緒に生物室から教室へ帰っていた。



「ふー、もうすぐテストだねー。」


「千夏はできるからいいじゃん……。
私はバカだから……」


「ちゃんと試験勉強すれば大丈夫だよー。」


「千夏、教えてー!」


「アハハっ、いいよー」



ああ~、優しいです。千夏サマ……。



その時、誰かに肩を叩かれた。