「早く飯食うぞ。 午後の最初の競技借り物競争だから。」 「うん……。」 私は残りのお弁当を頬張るけど、 飲み込むのが大変だった。 「じゃあ、俺先行くから。」 「うん……」 あ~、もう! 気まずくなっちゃった! 私のせいで……。 だって!こんなところで! 触られたところが熱を持っている。 「……環方くんのバカぁ……」 私は顔を手で覆った。