放課後は、図書室で密会





「早く飯食うぞ。
午後の最初の競技借り物競争だから。」


「うん……。」



私は残りのお弁当を頬張るけど、
飲み込むのが大変だった。



「じゃあ、俺先行くから。」



「うん……」




あ~、もう!


気まずくなっちゃった!


私のせいで……。



だって!こんなところで!



触られたところが熱を持っている。



「……環方くんのバカぁ……」



私は顔を手で覆った。