「遅い。」 環方くんは私を睨んで舌打ち混じりに言った。 「ご、ごめんなさいっ……」 こ、怖い……。 きっと私が何考えてて遅れたのか なんてお見通しなんだろうな……。 やっぱり図書室には司書さん以外誰も来ていなかったけれど……。 逆に緊張しちゃう……