「っていうかぁ……喉乾かない? お昼まだでしょう? どっかのカフェで食べようよ!」 「あ……これ、どうぞ。」 私は環方くんと雪さんにさっき買った缶を差し出した。 「えっ、いいの!?ありがとう!!」 「いいえ。」 別に我慢できるし……。 喜んでもらえてよかった……。 「咲哉どっち?」 呼び方……"咲哉"なんだ……。 「俺、コーラで。」 「オッケー!」 好きな飲み物さえ、知らない……。 私はずっと遠くから二人を見ているような気分になった。